「SEO」という言葉はご存知ですか?SEOとはSearch Engine Optimizationの略称のことで、「検索エンジン最適化」とも呼ばれています。
SEO対策は、Webサイトの訪問者を増やし、最終的なコンバージョンを達成するために必要です。
では、そのような対策が必要なのでしょうか?
今回は、SEO対策の基本や近年のSEOについて、メリット・デメリットについて解説します。
SEOについて
SEOとはSearch Engine Optimizationの略称のことで、「検索エンジン最適化」とも呼ばれます。
Webサイトの制作や運営には、SEOに関する基本的な知識が必須といます。
Webサイトはユーザーに見つけてもらい、利用してもらうために存在しています。
いくら素晴らしいデザインのWebサイトを制作しても、ユーザーに見てもらえなければ意味がありません。
そのためWebサイトの制作や運営は、SEOを意識しながら行う必要があるのです。
SEO対策は、主に「Webサイトの訪問者数を増やすため」や「コンバージョンの達成(最終的な成果を得ること)」などを目的にして行われています。
ユーザーにWebサイトを認知してもらうための別の施策としては、「広告」もあります。
しかしながらSEO対策と広告では予算や効果が異なるため、どんな時に何を目的に行うと効果的なのかを知り、使いわけることが大切なのです。
SEO対策の基本はGoogle対策
SEO対策には基本的なセオリーはありますが、これだけで完璧というマニュアルはありません。
検索結果の順位は相対的なものであり、最終的な目的によっても対策が変わるためです。
しかしSEO対策とは「Google対策」である、という基本は変わりません。
近年の検索エンジンの国内シェアは、GoogleとYahooで9割以上を占めています。
そしてYahooは2011年からGoogleの検索システムを利用しているため、実質9割以上のユーザーがGoogleの検索エンジンシステムを使っているのです。
そのため「Google対策」を行えば、SEO対策を行っているということになります。
ただしGoogleの検索システムは不変ではなく、少しずつ変更されていくため注意が必要です。
またYahooの検索結果には、「知恵袋」や「Yahoo!ニュース」などの要素が追加されるため、表示はGoogleとまったく同じになるという訳ではありません。
近年のSEO対策について
具体的なSEO対策は、Googleの変化に合わせて変化し続けています。
過去には、被リンク数が多いほど上位表示されるという時代もありました。
被リンク数が多いサイトは、ユーザーに求められているサイトであるはずだ、というGoogleの考えによるものです。
しかし近年は、ユーザーの求める良質なコンテンツを提供しているサイトが評価され、上位表示されるようになっています。
さらに世界的なスマートフォンの普及を反映して、スマートフォンの画面サイズでも読みやすく操作しやすい、モバイルフレンドリーなWebサイトであることが、検索順位に反映されるようになっています。
SEOを行う目的とは?
SEO対策を行う目的は、Webサイトを使って企業の売り上げを向上させて、利益を確保できるようにすることです。
そしてSEO対策の効果により、最終的に企業成長できることを目指しています。
つまり具体的には、SEO対策を行うことにより「自社製品がたくさん売れること」や、「自社サービスに契約してもらうこと」を目指しているということです。
そのためには、まず顧客になってくれる可能性が高いユーザーに、Webサイトを訪問してもらう必要があります。
SEO対策と言うと、検索エンジンでキーワード検索した際に、上位表示させることだと思われていますが、それは目的を達成するための過程で必要であるためです。
ユーザーは検索した際に、上位表示されているWebサイトから順番に閲覧していく傾向があります。
順位が低いサイトは閲覧される可能性が低いため、できるだけ上位表示できるようにSEO対策を行うのです。
このように、上位表示されることは大変重要なことであり、成果にも直結します。
しかしいつの間にか上位表示のみが目的になってしまうケースも多いため、最終的な目的を見失わず、成果につながるSEOを行うことが大切です。
SEO対策のメリット・デメリット
SEO対策には多くのメリットがあります。主なメリットを挙げてみました。
- 広告よりも低予算で行うことができる
- 上位表示できれば、長期的に安定した成果が期待できる
- 良質なコンテンツが上位になる傾向にあり、メディアやコンテンツを資産化することができる
- 広告よりもコンバージョン率が高いユーザーが集まりやすい
- 上位表示できればブランディング効果が期待できる
しかしSEO対策にはデメリットもあります。主なデメリットは以下の通りです。
- SEO対策の効果が出るまでに、時間がかかる
- キャンペーンなどの即時性が必要な告知には不向き
- 検索順位は相対的なものであるため、ライバルが多いキーワードの上位表示は非常に難しい
- 検索エンジン側のアップデートや方針変更の影響で順位が変動することがある
SEOチェックできるツールを活用しよう
SEO対策を行う場合に、SEOの現状を計測、分析、調査できる便利なツールがあります。
「Google Search Console」と、その他の「SEO チェックツール」です。
「Google Search Console」は、 GoogleがWebサイト管理者向けに提供しているツールであり、管理者がGoogle 検索の掲載順位を改善したい時に使います。
具体的には、Webサイトの掲載順位の測定や他サイトからの流入数の確認、自社サイトの問題点の改善、Google インデックスへの登録などを行うことができます。
またその他の「SEO チェックツール」としては、SEO 全般の診断ができる「SEO 診断ツール」、複数のブラウザの検索順位を一度に確認できる「検索順位ツール」、実際にどのようなキーワードが検索されているかを調べることができる「キーワードチェックツール」など、SEO に役立つ様々なツールがあります。
SEO 初心者の方には、まずは「SEO 診断ツール」をおすすめします。
例えば「SEOチェキ!」は、診断したいURLを入力すると、検索順位やSEOの基本項目を一括でチェックすることができます。
無料で利用できるものも多く、SEO には欠かせない便利なツールばかりです。
目的に合わせて使いこなしていきましょう。
(画像は写真ACより)
▼外部リンク
Google Search Console
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
SEOチェキ!
http://seocheki.net/