デザイナー・イラストレーターの方へ
はじめまして!エニィ代表の阿萬真紀です。
このページを開いてくださったという事は、何かしらエニィに興味を持っていただいたのか、関係のある職業に従事されている方なのかなと想像します。
素敵なご縁に感謝しながら、私達が貴方と、どんな事を一緒にしたいのか、どんな気持ちで価値と向き合っているのかを書いていきますので、関わりのある箇所だけで構いませんので、ぜひ読んでください。
これからも自由と幸せを追求していきたいと思いますので、エニィをよろしくお願い致します。
わたしは18歳のとき、WEBデザイナーを志して、美術系の学校に行きました。(→私の出自は代表あいさつを読んでください^^;) 構造体の理解が好きだったのですが、そのなかでもWEBデザインがいちばん自由自在で、体のサイズや人種、性別、年齢、住んでいるところ、学校の成績で判断されず、開かれていると思ったからでした。 60歳くらいの超厳しいデッサンの先生が居たのですが、厳しさの中にも大きな愛があって、何にも縛られず自由で、その「生き方」のようなものが、めちゃめちゃかっこよく大好きで「この人の言うことであれば何でもしよう」と思いました。 クロッキーのモデルの際には、小心者のくせにみんなが嫌がるセクシーポーズを平気でやってのけ、褒めてほしくて、おでこに判子をもらって喜んだり、ヌードモデルを笑ったりする男の子には「デザイナーになるために来てるんでしょ?ヘラヘラして恥ずかしくないの?」と怒ったりもしました(未熟..)。 母子家庭で「WEBデザイナーになる」という決意をして学校に行ったものですから(奨学生だったかな)学校を出てデザイナーとして就職したら「輝かしい仕事が待っている!」と夢見ていました。 でも実際のデザイン業務は、やってもやっても自分にはできない事で、永久に終わらないと思われ、先輩や社長は雲の上の存在で、自分には電話対応すら満足にできず、できる仕事といえは、雑巾がけ(これは比喩ではなく本当に雑巾がけしました)や、毎週末のゴミ捨て、飲み会でのお酌、SEOのテキストを2000回コピペしてWEBサイトに貢献する、バナーに使う画像の加工、アイコンのイラストパターンを死ぬほど作る事など、思っていたような仕事とはぜんぜん違うものでした。 ある程度スキルがついてからも「デザインの成果」も、どうやって説明すればよいのかわからず、超ブラックと呼ばれる営業会社に行って、売上を作って給与が上がるのをみて、やっと自分がなにをやっているか感じられ、厳しい現場でしたが「風通しがいい」と思えるようになりました。 事業支援のためにデザインやデザイン思考が役に立てると知ってから、どんなデザインでも選り好みせず、やってきましたが、どうしても腑に落ちないことや、安く買い叩かれてしまう事、事業やシステム開発が上手くいかないことをデザインのせいにされて全部をデザイナーにぶんなげられる事、ディレクターが動かずクライアントの説明やエンジニアの指示出しも全部デザイナー側で巻き取らなければならない事も多くありました。 一方で、デザイナーが優遇されている場所では、何もかも揃っていて、お金のある案件では、写真も良い写真が使えて、楽に終わって、苦労もなく表彰もされたりもしたけど、3ヶ月でリリースしたプロジェクトが終了したりなんてこともありました。 でも、お金が欲しかったから、楽な仕事をしたかったから、デザイナーになったわけではないですよね? もっと美しい世界に変えていけるような、本当に素晴らしい仕事をしたかったから、デザイナーを志したわけですよね。 私もそうです。 だから、デザイナーがデザイナーらしくあるために、いままで10年以上かけて磨いてきた宝物のようなあなたの力を借りる際には、エニィでは徹底したいことがあります。 「透き通った心」です。 エニィでは仕事(役割と言ったほうが良いかもしれません)を明確にわけています。 ・デザインの前に、サービス設計はクライアント側で用意する必要があるし ・営業は投資に対するリスクの説明をしっかりした上で、発注者もきちんと理解するべき ・目的や要件をきちんと定義してクライアントを導くのがコンサルタントの役割 ・目標に向かって意思決定を助けるのがディレクターの役割 ・見積もりやコスト試算をしてそれらを総合的に評価と整理をして明るい未来が描けるようにするのが私の仕事 これらの、明るい未来の環境要件がそろっていて、はじめてデザイン着手ができます。 それと、デザインに高いとか安いとかは無いと思います。 「コストの話をするんだったら「量産」なんだから、デザインなんて要らないですよね?我々はそんなくだらない仕事しませんよ!」って言えて、本当に大切な事業や会社の価値(いのち)をつくるために有機的に動ける組織にしたいのです。 お金の話を持ち出す、心のないお客さんや、心のない経営者の元で自分の時間をすり減らすように仕事しないでください。 そうではなく、もっとデザインの力を必要としている、想いのある経営者が沢山います。 私自身、まだまだ未熟なところは沢山ありますが、みんなのためにもう少し頑張りたいのです。どうかエニィに力を貸してください。
2022.10.25 阿萬真紀
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