コーダーの方へ
はじめまして!エニィ代表の阿萬真紀です。
このページを開いてくださったという事は、何かしらエニィに興味を持っていただいたのか、関係のある職業に従事されている方なのかなと想像します。
素敵なご縁に感謝しながら、私達が貴方と、どんな事を一緒にしたいのか、どんな気持ちで価値と向き合っているのかを書いていきますので、関わりのある箇所だけで構いませんので、ぜひ読んでください。
これからも自由と幸せを追求していきたいと思いますので、エニィをよろしくお願い致します。
私も20歳の頃から都内のデザイン事務所で働いてコーディングしていました。 当時は、まだテーブルコーディングからCSSへ移行する過渡期で、MacのIEがあったり、Nintendoがオペラブラウザを使っていたりして、CSSハックと呼ばれるものを駆使してなんとかコーディングしていた時代でした。ちょっとしたことで崩れたりもよくあったので、崩れたとしても、最低限文字が読めるようにどうやって組んでいくか?だったり、ネット回線がまだ高速でなかったので、ページを少しでも軽くするためにGIFの色数をひとつずつ落としてジャギがでないように工夫したり、地味な努力を重ねて作っていました。 それでも、WEBの世界で仕事ができるのは楽しかったですし(→私はまともに仕事が出来ないやつだったのです。代表あいさつを参照ください^^;)、カチャカチャとキーボードを打って、少しずつ少しずつ画面の中にできあがっていく原始的なコーディングって、楽しかったですよね。 いつでもどこでも、誰にも邪魔されずに、この大切な時間を仕事と呼べるのは嬉しかった時代でした。 独立してからは、デザインとコーディングを両方引き受けていたため、いろいろな課題をコーディング上で吸収しなければならないことが増えました。 ・お客さんのサービスができあがっていないのに、事業がうまくいかないのをWEBサイトのせいにされて怒鳴られたり(>_<) ・要件のところがなかなか詰まらなくて、リリーススケジュールが逼迫したのをコーディングで徹夜で調整しなければならなくなったり(>_<) ・事業内容やリリース情報がコロコロ変わるのをサービス側で受け入れたために、コーディング側の作業が増え、書き直しによるミスが増えて怒られたり(>_<) ・システム開発が終わってしまったところに後はコーディングでデザインを調整するように言われたり(>_<) こんな事にも文句も言わず対応しながら、それでも技術力を鍛え、非の打ち所のないコードを書き、ご要望にお答えしていくと、水が沸点を迎えるように、ある一定まで支援し続けると、多大なる感謝の言葉とともに、事業が上向きになる経験もしました。 でも、高度な開発になればなるほど、重要な部分は基礎力だったり、原始的な作業や考え方だったりすることも分かりました。またそういうことを繰り返すほどに、お客さんは喜んでくれているけど、「自分は何屋さんだったのだろうか?」と思うことが増えました。 お金がつくのは、高度なコーディングじゃなかったからです。 どうしたら、どうなったら「最高のコーディング」ができて、お客さんも社会に対しても、胸を張って「最高でしょ?」って言えるような状態になるんだろうか?コーディングだけでなく、開発やマーケティング、その他のITにも答えを探した私なりの答えは、コーディングや技術力で「貢献したい」この気持は、間違ってはいませんが、コーダー一人だけの力では片付かない問題が山ほどあるのに誰も見向きもしないということでした。 だって、一番、具現化に近いところだから、文句も言いやすいんです。 要件側でスケジュール遅延してたのに適当にカミングスーンとして、リリースしたものを修正したり、ブロックを増やしたり調整が発生してもエンジニアもコンサルタントも知らん顔して、なぜか文句言われるのは直接作業しているコーダーです。 お金が欲しい人はスキルを上げて高単価の案件に飛び込んだり、エンジニアになってしまったりして、去っていきます。誰かを救うためのコーディングは、重要な仕事なのに、みんなが嫌がるぞうきんがけみたいな状態になってどんどん風化してしまいます。 PMも営業も、できませんって簡単に言って、冷たく断りますが「本当に出来ないの?」「もう何ひとつ貢献できないの?」ってコーディング側でなんとかしようと頑張っても、善意を持って対話をしても、絶対に片付かないんです。 私は知っています。 コーディングは超重要な仕事だ。もっと崇高な仕事にしなければならない! そう思いました。 いつどこで誰にも邪魔されずに「自分のコードは最高だぜ!」って言えて、ちいさな働きが大きな事業を変えていく事ができる。エニィはそれを評価できる会社(社会)でありたいと思いました。 だから、エニィでは理念に呼応する「考え方」や「ガイドライン」などたくさんのドキュメントがあります。役立つフレームワークや、フォーマット、定義やノウハウ、ルールを用意しています。 最初はちょっとめんどくさいと感じるかもしれませんが、いままで沢山のプロフェッショナルが命をかけて頑張ってきた足跡が織り込んでありますから、じっくり読んでみてください。 困った時は「透き通った心」で助け合えるプロフェッショナルな技術者がたくさん集まっています。 安ければいいなんて言う、心のないお客さんや、心のない経営者の元で自分の時間をすり減らすように仕事しないでください。 お客さんとの金額交渉や、相手都合のスケジュール調整、要件の整理はエニィで行います。 またコーディング側の都合で、金額やボリューム作業手順など、困ったことがあれば、どんな小さいことでも迷わずエスカレーションしてください。 (でもそれが自分本位だと感じる場合はNoと言いますよ。それが透き通った心です。) どうしてそういう事ができるのかというと「透き通った心」を求めている想いのある経営者の支援をエニィではしているからです。 エニィでの、少しずつの小さな活動が「透き通った心」をつかって「MVP」していく活動だからです。 私自身、まだまだ未熟なところは沢山ありますが、みんなのためにもう少し頑張りたいのです。どうかエニィに力を貸してください。
2022.10.25 阿萬真紀
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