手法

差が付く!リーン・スタートアップとオープンイノベーションの関係について

著者名:Maki Aman

ビジネスにしたい新しいアイディアはあるのにも関わらず「自社の技術力では対応出来ない」「専門的な意見を取り入れたい」など、スタートアップには多くの課題があるものです。

そこで近年注目されているのがオープンイノベーションです。

自社内部だけでなく外部の人材や技術を取り入れることで、課題を解決したり加速度的にスタートアップを進められるなどの効果があります。

このオープンイノベーションとリーン・スタートアップを掛け合わせることで相乗効果がうまれるため、是非二つの手法を取り入れたいところです。

上手く活用するためにもリーン・スタートアップとオープンイノベーションのつながりを理解しておきましょう。

リーン・スタートアップとは?

リーンスタートアップとは、必要最小限の機能を備えたプロダクトを作成し、市場の反応を分析・改良を重ねることでスタートアップの成功率を高めるマネジメント手法です。

2010年頃からアメリカのシリコンバレーで注目を集め、多くの企業で活用されています。

スタートアップで失敗する原因に、実際には市場のニーズがなかった、プロダクトの改善にムダなリソースを割いてしまうことが挙げられるでしょう。

そこでリーン・スタートアップのMVP(Minimum Viable Product)を作成し、市場のニーズを検証・改良を重ねることで、失敗の確率を減少させ、失敗したとしても再度チャレンジが出来る環境を作ります。

リーンスタートアップは主に4つのステップで進められます。

  1. 仮説
  2. MVPの作成
  3. 検証
  4. 再構築

仮説

市場のニーズについての仮説を立てたり、まだ市場にない革新的なビジネスモデルを考案する。

MVPの作成

仮説に基づいて必要最小限の要素のみを持ったプロダクト(MVP)を作成する。

検証

作成したMVPが市場にどう捉えられるのか計測をする。得られたデータを基にプロダクトを改良していく。

再構築

試行錯誤を繰り返した結果、どうしても上手くいかないと分かった場合は、プロダクトを再構築する。

オープンイノベーションとは?

オープンイノベーションとは、企業が社内の資源だけではなく外部のアイディアや技術、リソースを活用して新しいプロダクト(サービスや商品)の開発を進めていくことです。

これまで、開発を行う場合は自社が抱えるリソースや技術の範囲内で進めることがほとんどでした。

それにより企業によっては、他のビジネスで手が回らず開発が進まないといった場合も多く、効率的に開発を行う手段が求められていました。また開発には多額のコストや長い時間がかかります。

競争環境が激しい現代において、よりスピーディにイノベーションを行い、ビジネスを活性化させていくために、オープンイノベーションが注目を集めています。

産業技術調査事業報告書によると3年前に比べて外部連携を行う企業は約5%増加しています。今後もさらに、オープンイノベーションを活用したスタートアップの事例が増えていくことが見込めます。

オープンイノベーションの活用には次のものがあります。

外部人材の経験や知識を活かす

アイディアを外部から募集する

足りない技術を持つ人材をチームに入れる

第三者の立場からの意見を取り入れる

消費者視点を取り入れるために顧客をチームに参画してもらう

ユーザーにプロダクトをレビューしてもらう

SNSなどでまとまったデータを集める

既にスタートしているビジネスと提携し、加速的に成長させる

事業提携、技術提携

M&A(企業、事業の合併、買収)

CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)

リーンスタートアップとオープンイノベーションのつながり

リーンスタートアップとオープンイノベーションを併せて活用することでよりスタートアップの成功率が高まります。

スタートアップや新規事業の課題には次のものが挙げられます。

  • 技術や費用、人材などのリソースを求められる
  • 完成したプロダクトを市場に出すまで反応が分からない

これらの課題を解決するために、リーン・スタートアップとオープンイノベーションを併せて採用します。

オープンイノベーションを行い、自社の限られた経営資源のみでなく、社外から効率的に活用出来る経営資源を集めることで技術不足や人手不足を解決することが出来ます。

リーンスタートアップとオープンイノベーションのつながり

そしてリーン・スタートアップを取り入れることでMVPによる市場計測を繰り返し、顧客の意見を取り入れたプロダクト作りを行えます。

これらは相互的に作用するため、例えば大企業が小規模の資本を集めて新規事業チームを設立し、来期に向けての小さな検証を始めていくといった動きが可能になります。

つまり、効率的でムダのない新規事業の取り組みには、オープンイノベーションとリーン・スタートアップが欠かせない手法なのです。

まとめ

リーン・スタートアップとオープンイノベーションについて

リーン・スタートアップとオープンイノベーションについてそれぞれ知識はあるものの、二つのつながりについては知らない方も少なくありません。両者のつながりを意識し併せて活用出来ることを理解して頂ければ、ますますスタートアップの成功率は高まるでしょう。

最後に重要なポイントを確認しましょう。

POINT
  • リーン・スタートアップ
    ムダのないスタートアップを行う方法
  • オープンイノベーション
    外部から経営資源を確保するイノベーションの方法
  • 両者のつながり
    スタートアップの二つの課題を解決するために、組み合わせて効率よく活用する

新規事業の立ち上げを予定されている方やスタートアップにチャレンジされる方は是非参考にしてみてください。

またエニィでは、リーン・スタートアップのプロがMVPを活用して、事業立ち上げやスタートアップをサポートします。気軽にお問合せください!

この記事を書いた人

著者名 Maki Aman

デザイナー、エンジニア、マーケターの経験を活かし、経営戦略からWEB企画(制作・開発・広告) までを幅広く担当。企業コーポレートサイト、ロゴデザイン、ブランディング、開発ディレクション、アニメーションなど現場でのデザインと実装など対応領域は多岐にわたる。新規事業立ち上げやコンサルティングの経験も豊富。3児の母。 15 年間、さまざまな企業のサービス起ち上げ、ブランディング活動に携わってきました。さまざまな立場や環境によって人の目線は変わるものですが、どのような角度から見たときにも、企業の明るいビジョンが描ける立体的な活動がしたいと思っています。 透きとおった心で、明るい未来を描き、美しい世の中をデザインするために活動中。 ・オルタナグリーンオーシャン大賞受賞 ・DXからXRの世界へMinimumVariableProduct(著書)

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