デザイン

デザインコンサルティングファームが実現する社会性と経済性の両立

近年、ビジネスにおいてCSRという言葉が注目を浴びています。

Corporate Social Responsibilityの略で、「企業の社会的責任」と日本語訳されています。

それは企業が自社の利益のみを追求するのではなく、すべてのステークホルダー(消費者や投資家に加え社会全体の利害関係者)に対して倫理的観点から社会貢献する責任の意味です。

しかし、社会性は企業にとって不可欠なファクターではあるものの、収益性を完全に度外視した社会貢献など現実的ではありません。

社会性と経済性は上手く両立してこそ真価を発揮すると言えるでしょう。

そして、社会貢献と利益確保を両立するうえで重要なのがデザインの力なのです。

企業が社会性と経済性を両立することの意義とは?

企業が経営を続けるうえで収益を上げることは不可欠ですが、それは企業が存在する真の目的ではありません。

仮に拝金主義に傾倒して経済成長を実現したとしても、地球環境や人々の健やかな生活を損なう事業では持続可能性がほとんどないと言えるでしょう。

そうした企業は社会からも応援されず、結局は栄枯盛衰の道を辿ることになるはずです。

つまり、企業は顧客・市場からの支持がなければ存続できないため、そうしたステークホルダーの満足を常に創出し続ける必要があります。

企業が永続的に成長し続けるためには、収益性だけではなく社会的責任を果たすことが重要です。

社会全般でもそうした認識が広く普及し始めていますが、社会性の追求に狂信し過ぎても明るい未来を築くことはできないでしょう。

なぜならば、経済性が伴わず永続的に行えない社会貢献は、本当の意味で社会を支える一部にはなれないからです。

社会性と経済性はまさに表裏一体の関係性であり、どちらかを重視してもう一方を軽視すれば、バランスを失ってしまうでしょう。

その均衡が取れていない不安定な企業は長期的に持続可能な状態を保ちづらいため、「サスティナブル経営」を実現することは困難だと言えます。

つまり、時代が移り変わっても人々に必要とされ、愛される繁栄した企業を築くためには、社会性と経済性を両立することが必須なのです。

 デザインが生み出す共感が社会性・経済性の向上に

社会貢献と利益確保の両立は、企業にとって当たり前のようで非常に困難なミッションです。

そんな難題を解決に導くうえで意識に取り入れたいのが、実は「デザイン」になります。

デザインというアプローチを、ビジュアル面をキレイに整え、印象を良くするための方法・手段だと考えている企業は多いでしょう。

しかし、デザインには人間の思考力の幅を広げ、具現化し、届け、行動を喚起するという素晴らしい力が存在します。

具体的には以下の6つの役割を果たすことが期待できます。

役割1:「共感」をもたらす

これからの時代、社会的な価値のある事業やプロジェクトを生み出し、大きく育てて社会の一部として定着させるには、「共感」が何よりも大切です。

デザインがもたらす共感は、単なる「いいね」という承認ではなく、いわばビジョンを共有するための手段。

「その未来、一緒に実現したい!」と行動を起こさせるより深いシンパシーだと言えます。

共感が多くの人に根づくことで、さまざまな連携や助け合いの精神が育まれ、新しい経済性が生まれやすくなります。

役割2:「可視化」して説明できる

事業への想いやビジョンを言語化し、他者に説明できる力は非常に重要です。

しかし、「百聞は一見にしかず」という諺があるように、100回の説明を聞くよりも一度の視覚的な情報が脳裏に焼きつくこともあるでしょう。

デザインはビジョンを伝えるコミュニケーションツールであり、成果を可視化するレポートになり得ます。

「語るのではなく、見せる」を実践できる有効な方法なのです。

幅広い層に社会性・経済性を理解してもらう際に役立ちます。

役割3:「プロトタイプ」によって検証できる

新規事業において素晴らしいアイディアがあった場合に、実際にそれが多くの人に受け入れられるのかを検証する必要があります。

たとえば、WEBサイトやアプリ制作では、ワイヤーフレームでコンテンツの大枠の確認後に、完成形に近いビジュアルを作成することでユーザー目線でのUXを検証します。

これがプロトタイプです。プロトタイプによって実際の使用感などを検証する工程もデザインによる事業サポートの一環だと言えます。

役割4:「プロセス」を明確化する

事業を開始する際に、その進行を事前に決めてプロセスを明確化するプロジェクトマネジメントの手法があります。

それがプロセスデザインです。どんなに優れた事業でも、規模が大きく成長するまでにはいくつかの過程を経ることになります。

そうしたプロセスをあらかじめ設計で予想することで事業計画が立てやすくなります。

事業の現在地を把握し、その後の動向をきちんと順序立てて考えることは社会性と経済性を両立するうえでも重要です。

役割5:「行動喚起」につなげる

デザインはCTA(Call To Action)、つまり「行動喚起」につながるものでなくてはなりません。

ビジュアルを見た方を「すごい!」「こんなの見たことがない」と驚かせることも重要ですが、単なるインパクトに留まってしまうとアートの領域になります。

デザインは多くの人をいかに行動喚起させるかが重視されており、それに基づいた設計がなされています。

「そのビジュアル、いいね」と思ってもらうことは大切ですが、さらに一歩先の「一緒に事業をやりたい」まで誘導し、結びつけるのがデザインの力です。

役割6:「コラボレーション」を生む

良質なデザインを生むためには優れたデザイナーの存在が不可欠ですが、事業をスケールさせるためにはさまざまな視点や背景を持つイノベーターが手を組むことが求められます。

デザイナーだけでなく、ライターやエンジニア、イラストレーターらそれぞれの分野のスペシャリストがコラボレーションすることで、事業に新しい物を生み出す活力となります。

デザインの共感によって、最終的には各分野とのコラボレーションにまでつながったり、新たな価値を見出せたりできることが理想的です。

上記の6つの役割で説明したように、デザインは単なる意匠性だけが求められるのではなく、事業において中核を担うことが期待されます。

だからこそ、デザインが生み出す共感の力によって、社会性と経済性のバランスを考えた事業展開をしていくことが大切です。

そのもっとも重要なポイントとして挙げられるのが「共感」です。

デザインによって共感を生むことで、ビジネスの可能性やつながりを拡大させることが期待されます。

 ビジネスの在り方を変化させられるデザインコンサルティングファーム

デザインがビジネスにおいて大きな役割を担うだけに、近年では関わる領域も広がりを見せています。

製品やサービスなどはもちろん、体験やビジネスそのものにまでデザイン視点での提案やデザイン要素を絡める機会が多くなってきています。

言い換えれば、ビジュアル面に加え事業全体のデザインに関わることは、顧客に対して新しい発想や創造のための方法論や考え方までも提供しているということと同義です。

それはいわば、コンサルの領域であり、デザインによって顧客ビジネスを包括的に支援できる企業をデザインコンサルティングファームと呼びます。

デザインコンサルティングファームが事業に介入するうえで重要視することは、既成概念に捉われることなく、新たな価値を創造することです。

一例としてMVP(Minimum Viable Product)の実現が挙げられます。

MVPとは「実用最小限の製品」と訳されており、“価値を実現するもっとも小さい製品”を指します。

MVPの一例として自動車工場を挙げてみましょう。

「歩きに代わる移動手段がほしい」というニーズに応えるために、自動車工場ではたくさんの車を製造します。

しかし、その「移動手段」というユーザーのニーズが、長距離を移動できる乗り物なのか、それとも近所までふらっと出かけられる乗り物なのかによって求める製品は変わってきます。

仮に自動車工場では、後者のニーズに応えることはできません。

また、製品のリリース時に競合の存在やニーズの変化によって、まったく顧客ウケしないという事態も考えられるのです。

一方でユーザーのニーズから事業を展開できれば、スケートボードだったり、自転車だったり、スクーターだったりする実用最小限となり得るであろう乗り物を製造するというアイディアを出すことができます。

もしニーズが異なる場合は、その段階で方針を展開したり、事業の在り方変えたりするなど抜本的な手段に講じることも可能です。

ビジネスにデザインが入ることで、こうしたMVPを実現しやすくなり、より顧客に寄り添った事業展開ができることが期待されます。

このようにデザインコンサルティングファームが介入することで、従来までのビジネスの考え方とはまったく異なるアプローチを実現できます。

既成概念で凝り固まっている場合は、デザイン視点で物事を捉えることによって、新たな道筋が見えてくるかもしれません。

デザインにはそうしたビジネスの在り方を変化させられる力があるのです。

 エニィは社会性・経済性の具現化をサポートするデザインコンサルティングファーム

エニィのメインエリア
エニィのメインエリア
エニィの対応領域
エニィの対応領域

数あるデザインコンサルティングファームの中でも、エニィは社会性と経済性のバランスを一緒に考え、カタチにするパートナーでありたいと考えています。

上記の図のようにエニィは他社と比較しても対応領域の幅が広く、特に事業における具体と抽象の橋渡しをするコンサルティング業務を得意としています。

たとえば、もし経済性だけを追求した事業の場合、計画のつじつまはきれいに合っていたとしても、人々の共感を呼ばずに淘汰されてしまうこともあるかもしれません。

一方で社会性だけを追求していた場合、周りの人に「いいね」と言ってもらえても、事業を成長・継続するために必要なリソースを集められずに「夢追い人」で終わってしまうこともあるでしょう。

だからこそエニィは、デザインの力によって社会性と経済性を両立させることを重視しています。

【エニィの社会性と経済性を両立させるための施策】
ビジョンとビジョンを伝えるコミュニケーションツール = 社会性の具現化
成果を可視化することができるみらいレポート = 経済性の具現化

上記のようにエニィでは、共感を呼ぶことができるビジョン・ビジョンを伝えるコミュニケーションツールの創出、そして成果を可視化することができる新しいレポートの2つを武器としています。

そして、社会性と経済性が相互に影響し合い、事業において良い相乗効果をもたらすことがわたしたちの理想です。

エニィでは、デザインの力によって共感を生み、ビジネスをサポートし、一緒に未来を築いていきたいと考えています。

デザインの力に集中し、最大限に価値を発揮することで多くの企業や社会に良い影響をもたらしていきたいと考えています。

エニィは非常に小さな会社です。

しかし、だからこそ小回りが利く、必要な時に手元に保有しておける手のひらサイズのデザインコンサルティングを実現しています。

所属している社員全員がコンサルタント・プランナーだからこそできるアナロジー思考は大きな強みです。

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