MVP 手法

【スタートアップ 三種の神器 ? 】リーン・スタートアップ、 MVP 、 PMF のつながりを解説!

著者名:Maki Aman

新しいビジネスを始めるタイミングや製品やサービスの開発などの場面で「PMF」「MVP」「リーン・スタートアップ」というキーワードを耳にすることもあるでしょう。

これらの3つは、スタートアップ企業が成功を掴むために重要であり、1つ1つが密接につながっています。

しかし聞いたことはあるが、つながりを理解していないという方に向けて、今回は「PMF」「MVP」「リーン・スタートアップ」それぞれの意味とつながり、重要性について解説します。

「PMF」「MVP」「リーン・スタートアップ」とは

まずは、リーン・スタートアップ、MVP(Minimum Viable Product)、PMF(Product Market Fit)についてみていきます。

リーン・スタートアップとは

リーン・スタートアップとは、新規事業立ち上げや起業の際に必要最小限の機能を備えたプロダクトを早い段階で市場にリリースし、ニーズ検証や改良を行いながら成功を目指していくマネジメントの手法です。

新しいビジネスの仮説を立てたら、早い段階で市場に出してしまうことで、時間や工夫を盛り込んだ完成品をリリースしたものの市場にニーズがないためスタートアップが失敗するといった事態を防ぐことが出来ます。

MVPとは

MVPとは、必要最小限の機能を備えたプロダクトのことをいいます。

スタートアップでMVPを作成することで、いち早く市場に軸となるビジネスモデルをリリース出来ます。

これまでにないビジネスモデルや革命的な技術を市場に出すスタートアップにとって重要なことはリリースまでのスピードです。いち早く市場にリリースすることで市場優位性を確保出来ます。

また、MVPを市場にリリースすることで製品やサービズが顧客に求められているのかを早い段階で検証することが可能です。

PMFとは

PMFとは、プロダクトマーケットフィットの略で、製品やサービスが市場に適合している状態のことを指します。

スタートアップが成功するには、選択した市場におけるユーザーのニーズを満たしているのかが重要なポイントです。

PMFの計測を行うことで、市場の選択は正しかったのか、想定通りのニーズはあるのかを確かめることが出来ます。

それぞれのつながり

リーン・スタートアップ、MVP、PMFはそれぞれつながりがあります。これらのつながりを理解することで体系的に捉えることが出来、実際に活用する際に重要なポイントを押さえつつビジネスを進められます。

これらがそれぞれどのようにつながっているのか解説していきます。

アイデアの検証

スタートアップでは、アイデアや仮説を必要最小限のMVPにして検証していきます。検証をする方法として用いられるフレームワークにリーンキャンバス(Lean Canvas)があります。ビジネスモデルとなるアイデアを各要素に分けて検討することを目的としたフレームワークです。

リーンキャンバスには、次の9つの要素があります。

  1. 顧客セグメント
  2. 課題
  3. 独自の価値提案
  4. ソリューション
  5. チャネル/販路
  6. 収益の流れ
  7. 主要指標
  8. コスト構造
  9. 圧倒的な優位性

これらの要素ごとに仮説を検証することで、ビジネスモデル全体を俯瞰してみることができ、チーム内の共通認識を持つことやプロダクトの前提を擦り合わせにも役立ちます。

このリーンキャンバスをもとに整理をしながらMVPを早い段階で市場に出し、段階的にフェーズを分解してアイデアの検証をおこなっていきます。

課題・イシューの検証(CPF)

まずは、CPF(Customer/Problem Fit)を確認します。これは、顧客の課題とその解決方法を導き出すプロセスを意味します。

この段階では、課題や仮説の構築や、想定した顧客に課題が存在するのか、その課題の深さや要因などを検証しますので、スタートアップのなかで、CPFのフェーズがとても重要になってきます。もし、顧客が抱える課題が明確になれば次の段階に進みます。

ソリューションの検証(PSF)

次は、PSF(Problem/Solution Fit)を確認します。この段階では、顧客の課題が特定のソリューション(解決策)で解けるかどうかを検証します。もし顧客の課題が解決できそうな手段や方法がみつかり、顧客がそれに対して価値を感じ、対価を払うものであれば、そのソリューションは製品化する価値があると判断できます。

意味イノベーションの検証(PMF)

ここまでくれば、次はPMFの確認です。実際に製品化したものを市場に投入し、市場の適合性を検証します。顧客のニーズにしっかりと応えられており、そのニーズが集まる市場にプロダクトが置かれていることが、PMFに到達できていると言えます。到達するためには、繰り返し検証をおこなうことが必要になります。

このように、リーン・スタートアップ、MVP、PMFはそれぞれつながりがあり、これらを理解することが重要です。

これら3つの重要性

では、なぜこれらの3つが重要なのでしょうか。

スタートアップが成功出来ない理由の多くは、ニーズのない完成品をリリースしてしまう、もしくはプロダクトの改善に費用やコストなどのリソースが投入出来なくなってしまうといったものが挙げられます。

こういった事態を防ぐために、市場のニーズを何度も確かめつつ、ムダを省くためにリーン・スタートアップでは、MVPを作成します。

MVPの段階であれば、改良するために必要なリソースも少なく、ニーズがないと分かった時点でやり直すことも出来ます。

POINT
  • スタートアップが成功する確率を高めるためにリーン・スタートアップというマネジメント理論が存在します。ポイントは、MVPを作成し、PMFの検証を行うことです。
  • MVPはリーン・スタートアップには欠かせないプロダクトであり、リーンキャンバスを活用しながら仮説を検証することが、PMFを最短で検証することにつながります。
  • これらの3つの重要性を正しく理解することが、スタートアップの成功の鍵になるといえます。

まとめ

リーン・スタートアップ、MVP、PMFを活用する

リーン・スタートアップ、MVP、PMFをうまく活用していくには、それぞれを単独で理解するのではなく、つながりで理解する必要があります。

また、スタートアップやプロダクト開発などを一人ではなく、チームで行っているのであれば、メンバー間で認識を合わせておくことも重要です。

この記事を書いた人

著者名 Maki Aman

デザイナー、エンジニア、マーケターの経験を活かし、経営戦略からWEB企画(制作・開発・広告) までを幅広く担当。企業コーポレートサイト、ロゴデザイン、ブランディング、開発ディレクション、アニメーションなど現場でのデザインと実装など対応領域は多岐にわたる。新規事業立ち上げやコンサルティングの経験も豊富。3児の母。 15 年間、さまざまな企業のサービス起ち上げ、ブランディング活動に携わってきました。さまざまな立場や環境によって人の目線は変わるものですが、どのような角度から見たときにも、企業の明るいビジョンが描ける立体的な活動がしたいと思っています。 透きとおった心で、明るい未来を描き、美しい世の中をデザインするために活動中。 ・オルタナグリーンオーシャン大賞受賞 ・DXからXRの世界へMinimumVariableProduct(著書)

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